[BIM] 革命の時を待つ。~Graphisoft Japan代表コバーチ・ベンツェ氏のブログを読んで~

Archicad 21 cover
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「破壊的技術*」という言葉があります。これはそれまでの技術と根本的に違う新しいものが導入される際には、困難や痛みを伴うという意味で使われます。

BIMは、コンピュータや2D CADシステムのように、それまで行っていた作業をテクノロジーによって高速化する技術とは違い、ワークフロー自体にはるかに大きな変化を与えます。従って、BIMは新しいワークフローを必要とし、この変化は組織にとってしばしば苦痛をともなうものになります。役割と責任の再編を意味する場合は特にそうです。これが当初想定されていたよりも、BIMの導入ペースが長期化するように思われる理由です。

グラフィソフトジャパン代表 コバーチ・ベンツェ氏のブログ記事「10年間の混乱を経て」より

BIMを推し進めている人たちには、感じるところがあるのではないでしょうか。

Graphisoft 日本法人代表コバーチ・ベンツェ氏の5月のブログ記事です。

BIMを推進する部署もしくは、組織内でBIM推進派に身を置いている方々にとって、BIMというのはかなりのストレスと期待を同時に併せ持った存在なのではないかと思います。

BIMソフトユーザーの中には、自分自身でBIMソフトを使う中で、これまでのCADソフトとは圧倒的に異なる機能に肌に触れ、その可能性を感じると同時に、これまでとは根本的に違うワークフローが必要と痛感しておられる方が多いのではないかと思います。

同時に、従来のワークフローの中でBIMソフトを使わざるを得ない状況の中で、その本来の発揮できるはずのパフォーマンスを発揮することができず、自虐的にしかBIMを語ることができないBIMソフトユーザーが(おそらく多々)おられるのではないかと思います。

いつかくるワークフローの転換期に備えて今はただ耐え忍んでいるBIMソフトユーザーにとって、(自社ソフト販売の正当性を主張する目的があるだろうことを差し引いて考えたとしても、)毎回のベンチェ氏のブログは、非常に示唆に富むと同時に、希望を持ち続けられる記事となっています。

BIMソフトユーザーの方はぜひ一度ご一読ください。

10年間の混乱を経て
新しく、革新的な技術というものは通常スムーズに受け入れられないものです。自動車が登場した時、それは馬車の運転手や所有者にとってよいニュースではなかったでしょう(すぐに自動車を購入して運転方法を身につければ別ですが)。PCでのDTP(デスクトップパブリッシング)の登場は、印刷業界に...

今回は初めて「コラム」という形で、筆者自身のBIMの考えを掲載しました。BIMは今、本格的に建築業界に導入され始めようとしています。BIMを実践で、具体的にどう導入していくかというお話とともに、BIMというものを今までの実務の延長でどうとらえたらいいのかという概念的なお話について、「コラム」で私自身の現在の考えを書いていければと思います。

コメント

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