ZEBとBIM 〜今年を振り返って〜

今年ももう年末ですね。。。
今年最後の記事として、いろいろあった今年の振り返り記事を書こうと思います。
この記事は、建築系VTuber @hironさん主催のアドベントカレンダー「AEC and Related Tech Advent Calendar 2020」の9日目の記事です。
(ついに建築系アドカレ出た!!という感じで毎日楽しみにしています。)

私自身はAEC(Architecture, Engineering & Construction)の中で、かなりA寄りの方ですので、技術記事というよりは、「ZEBとBIM」という切り口で、今年取り組んだことについて、少し振り返れれればと思います。

BIM関連で今年あったこと

まず、BIMについては、以下のようにいろいろな形で関わっています。

  • BIMテクニックが月10,000 PV行ったよ。
  • グラフィのイベントに呼ばれた。
  • アーキフューチャーの記事になった。
  • 10,000平米の建物が着工して、最近BIMで現場監理してる。

BIMテクニックが月10,000 PV行ったよ。

月1回くらいしか更新できていないこのサイトですが、今年10,000/月のPV数に達しました。

特に平日の昼間に最もアクセスが多く、このサイトはARCHICADTwinmotionの記事が多いのですが、業務の中でそういうソフトの解決策をググってる人が相当数いるのだなと体感しています。(私自身もそうです)
今後そういう人たちの受け皿になるような建築エンジニアのためのプラットフォームを作っていきたいな~と妄想したりしています。(一緒にやってくれる方募集中)

あとは比較的時間の取れた緊急事態宣言下では、チュートリアル動画や遊びの動画を撮ってYouTubeにあげたりもしていました。

ライノのオブジェクトをTwinmotionのアセットに一括置換するTips

GH+Twinmotion

グラフィのイベントに呼ばれた。

本業の方で、グラフィソフトの秋の新製品イベント、Building Together Japan 2020にお招きいただき、会社でのARCHICADの活用についてオンラインで解説させていただきました。700~1000人くらいの同接・PVがあったようで、これだけ集客できるのもオンラインならでは、と新鮮でした。
講演中もチャットでツッコミが表示されたりしてリアルタイムな反応が見れて面白かったです。
グラフィの中の人はこのサイトもご存知で、それもあって声をかけてくれたとか、、笑

アーキフューチャーの記事になった。

これも本業関連ですが、アーキフーチャーのユーザー事例紹介で記事掲載を頂きました。
今度Archifuture Webにも転載されるようなので、よろしければぜひ見てください(多分ツイッターで告知します。)

10,000平米の建物が着工して、最近BIMで現場監理してる。

設計に関わっていた10,000㎡規模の物件が着工し、現在ARCHICADで監理業務をしています。
BIMでの監理ってけっこう厄介だろうなーと思っていましたが、建築の下請け業者さんの間ではかなりBIM化が進んでいて、鉄骨ファブと換気空調が完全BIM化されていましたので、意匠のBIMモデルに重ねてチェックしたりできています。これがすごく便利で、施工図で最終チェックする前に早めに問題点を発見できて、巷で言われているBIMの効果を個人的に実感できています。
(実は前の現場も空調サブコンはBIM化されてたのだけど、意匠BIMモデルが不正確でうまく合わせられなかった、、)

なんとなく監理者が現場にBIMモデルを持ってくのって、若干恥ずかしかったりしたのだけど(笑)、持っていって打ち合わせに使ってたら、現場事務所の会議室の古めのプロジェクターが、次行くとでかい新品のモニターになってたりして、現場の方も受け入れてくれてるんだなって嬉しくなったりした。

この辺のモデルでのやり取りが更に進んで、IFCモデルに付随する情報自体もやり取りしていく段階になると、IDMやMVDでの定義付けがより重要になっていく。。。という世界が待っているんだろうなと思います。
いろいろな人の話を聞いていると、そのあたりの活用度は本当にまだまだ各社、各事例ごとにものすごい差があるんだろうなと察せられて、かつこれに関してはそれぞれの会社だけで閉じていてはいけない分野なので、ゼネコンだとか、組織設計だとかの枠を超えるブラウザ・アプリベースのプラットフォームの出現が待たれていると感じています。

ZEB関連

ZEB関連でも勉強になる一年でした。

ZEBをとった。

関わっている物件がZEB(Net Zero Energy Building)BELS認証)を取得しました。
正直ZEBってはじめは全然ピンときていませんでした。
現在進行中の物件でZEBを取ることになり、結果的にZEB Readyの認証を取得することができました。
もちろん、ほとんどの作業は設備設計さん主体にはなりますが、取得の過程で意匠設計でも外皮計算などで関わっていくことになり、ZEBについて取り組むことになりました。

ZEBに関わる数値として、主に設備に関連するBEI、建築の外皮に関わるBPIという数値があります。

主にBEIが設備の守備範囲、BPIが意匠の守備範囲と大きく分けられるかと思います。ZEBで大きく関わるのはBEI値の方ですが、BPI=外皮もある程度関わってきます。

外皮は断熱性能を高くする=開口を少なくしていけば数値を良くしていくことは可能ですが、COVID-19で換気の重要性が増してきた中で、豊かな開口部(外部空間との接点)を設けつつ、どのように外皮性能を確保するかということは今後割と重要になりそうで、かつ、そのあたりはけっこう、意匠設計者の役割だったりします。

ZEBの認証を取るにあたっては、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)で定める標準入力法という入力がめんどくさい計算を行う必要があるのですが、その中での外付けブラインドの評価方法など、かなりニッチなコツを掴んだりした一年でもありました。

このあたりの環境性能評価や環境シミュレーション関連は、構造設計と同様に数値で明確に表すことができるものでもあり、デジタルやエンジニアリング、BIMとの親和性も高いと思うので、今後も引き続き取り組んで行きたいなーと考えています。


まとめ

以上、あまりテックな感じにならなかったですが、とあるBIM系意匠設計者の1年の振り返りでした。

最後に、ついでなので今年のBIMテクニックでアクセスの多かった2020年の記事を紹介しておきます!

ちなみにサイト全体では、今年1月から12月はじめ現在までで10万PV以上のアクセスをいただきました。見てくださった皆さんありがとうございます!!来年もどうなるかわかりませんが、ほそぼそと続けられればと思います。

それでは、良いお年を~!!

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

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