Twinmotion 2025.1 の新機能まとめ!リアルタイムレンダリングがここまで進化

建築ビジュアライゼーションデザイナーにとって、レンダリングソフトの進化は日々の作業効率を大きく左右する重要な要素です。そんな中、Twinmotion 2025.1がリリースされ、多くの新機能が追加されました。特にリアルタイムレンダリングの向上や、環境シミュレーション機能の強化が目立つアップデートとなっています。今回は、建築ビジュアリゼーションの視点から、この新バージョンの特長をピックアップしてご紹介します。

1. 環境表現の大幅進化!リアルな屋外シーンを作成可能に

Twinmotion 2025.1では、建築パースやアニメーションにおいて、よりリアルな空や天候表現が可能になりました。

🔹 ボリュメトリック クラウドの追加

従来のシンプルな雲表現から大幅に進化し、雲の密度や形状を細かく調整可能に。さらに、風の影響を受けて動くため、よりダイナミックな空を演出できます。建築ビジュアリゼーションにおいて、都市風景や自然環境をより説得力のあるものにするための強力なツールです。

🔹 環境プリセットの導入

「Golden hour (ゴールデンアワー)」「Rainy day (雨の日)」「Mars horizon (火星の地平線)」など、あらかじめ設定された環境プリセットが用意され、ワンクリックでシーンの雰囲気を劇的に変化させることができます。特に建築プレゼン用のパースを短時間で作成したい場合に重宝する機能です。

🔹 大気・フォグの表現強化

指数関数的高さフォグの設定が追加され、シーン全体の空気感を細かくコントロール可能に。朝靄の漂う住宅街や、都市のスモッグを再現することが容易になりました。

2. インタラクティブなデザインプレゼンテーションが可能に!

Twinmotion 2025.1には、**「構成機能(Configuration)」**という新機能が追加され、リアルタイムでバリエーションを切り替えられるようになりました。

🔹 クライアント向けのプレゼンに最適

建築プロジェクトでは、内装や外装のバリエーションをクライアントに提示する機会が多くあります。この機能を使えば、Twinmotion上でボタンをクリックするだけで即座にマテリアルやデザインの変更が可能。例えば、キッチンのカウンタートップを大理石にした場合と、ウッドにした場合を瞬時に切り替えて比較できます。

🔹 バーチャルモデルハウスの作成

不動産業界で活用すれば、建築前のモデルハウスをTwinmotion内でリアルタイムに体験できるようになります。360°パノラマやウォークスルーと組み合わせることで、より直感的なプレゼンが可能になるでしょう。

3. リアルタイムレンダリングがより高品質に!

Twinmotion 2025.1では、ライティングやレンダリング機能も強化され、これまでよりも高精度なリアルタイムビジュアライゼーションが可能になりました。

🔹 新しい投影ライト

任意の画像や動画をオブジェクトの表面に投影できる新機能が追加。建築ビジュアリゼーションでは、商業施設のネオン看板や、壁面のプロジェクションマッピングをリアルに再現するのに活用できそうです。

🔹 リアルタイム正投影ビューの強化

建築パースを作成する際、立面図や平面図をレンダリングすることも重要ですが、これまではリアルタイムレンダリングでは影の表現が不十分でした。しかし、Twinmotion 2025.1では正投影ビューのシャドウがサポートされ、黒いアウトラインの問題も解決! これにより、設計プレゼン用のクリーンな建築図面を素早くレンダリングできるようになりました。

🔹 シャドウマップの改善

仮想シャドウマップ (VSM) を使用した新しいシャドウレンダリング方式が追加され、パストレーシングを使わずによりリアルな影を表現できるようになりました。これにより、リアルタイムでの影の精度が向上し、より説得力のあるシーンを作成可能になります。

4. 映像制作にも役立つカメラアニメーションの進化

建築ビジュアリゼーションでは、静止画だけでなく動画プレゼンテーションの需要も高まっています。Twinmotion 2025.1では、カメラアニメーションの制御がさらに細かく可能になりました。

🔹 新しい軌道カメラリグ

建築模型を回転させて見せるように、指定した中心点を軸にカメラを回転させることができます。建築の3Dモデルを360度回転させながら見せるデモが簡単に作成可能になり、特に高級住宅や商業施設のプロモーション映像制作に役立ちます。

🔹 カメラパスの細かな調整

これまでのTwinmotionではカメラの動きが単調になりがちでしたが、今回のアップデートでより自然なカメラワークが可能になりました。例えば、ウォークスルーの映像で、建物のコーナーをスムーズに曲がる動きを追加することも容易に!

まとめと感想

Twinmotion 2023や2024で建築ビジュアリゼーションの基本機能はほぼ完成していた印象がありました。しかし、今回のTwinmotion 2025.1のアップデートでは、UE5の技術を活かした豪華な演出や高度な表現が可能になっています。

特に注目したいのは、「Configurator」機能の追加により、インタラクティブな表現がさらに強化された点です。例えば、キッチンの戸棚を開けたり閉めたりするような動的なプレゼンテーションが可能になり、建築ビジュアリゼーションがよりゲームに近づいているような感覚を受けます。リアルタイムで空間を操作しながら提案できるため、クライアントへの説得力が大幅に向上するでしょう。

また、環境表現の進化(ボリュメトリッククラウド、大気フォグ、環境プリセット)や、リアルタイムレンダリングの向上(影の表現強化、投影ライトの追加)も、建築パースやアニメーション制作のクオリティを大きく引き上げるポイントです。

今回のアップデートは、建築ビジュアリゼーションの視点だけでなく、ゲーム開発の視点から見ても非常に興味深い内容になっています。今後、Twinmotionがよりインタラクティブなプレゼンテーションツールとして発展していく可能性を感じるアップデートでした。

補足情報

関連リンク

Twinmotion 2025.1 が利用可能に!https://www.twinmotion.com/ja/news/twinmotion-2025-1-is-here

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