V-Ray+Rhino:V-Rayで選択した箇所のみをレンダリングする「Region Render」機能

Rhino vray region render
Rhino vray region render

Region Render(リージョン・レンダー)は、RhinoのV-Rayで一度レンダリングした画像に対して、ある一部分だけ手直しをしたいというときに、おすすめの機能です。

V-Ray frame buffer(VFB)上で、一度レンダリングが完了したイメージに対して、ライノ上で行った変更(例えばマテリアルのあて替えなど)を、指定した一部分だけに反映させる機能です。

この機能は、例えば、コンペ終盤で大きいピクセル数で本番用のレンダリングを行った後で、ある一部分だけ修正したくなったときなどに非常に役立つ機能です。

region render アイコンはこんな形をしています。

region render アイコンはこんな形をしています。

操作方法をGIFで紹介します。

ドラッグして再レンダリングの範囲を指定する。

ドラッグして再レンダリングの範囲を指定する。(rhino 5.0 + V-Ray 1.5)

やり方としては簡単で、「Region Render」アイコンをクリックし、レンダリング上で再レンダリングしたい個所をクリック、レンダリング開始を押すだけです。

VFBにはRegion Renderのほかにも、レンダリング画像を保存しておく機能(VFB history window)や、保存したレンダリング同士を比べる機能(Swap A/B)など、便利な機能が用意されています。

Region RenderをはじめとしたVFBの便利な機能を使うことで、締め切り間際のレンダリングの作成にも、心の余裕を持って臨むことができるかと思います。ぜひご活用ください。

コメント

  1. […] ご紹介しましたが、ArchicadのCineRenderにも、同じような機能が用意されています。 […]