ARCHICADでシンプルにゾーンカテゴリ毎で面積を集計して表示したい!ってことに小一時間ハマりましたので、解決策を共有します!
ゾーン毎ではなく、ゾーンカテゴリごとに面積を集計したい。
比較的規模の大きい物件の場合、例えば部屋が100室以上あるような場合、デフォルトのゾーンごとの面積表だと量が多すぎて全貌を把握しづらいですよね。
そんな時にゾーンの中の大きなエリアごとで小計を確認したいとき、ゾーンカテゴリごとで面積を集計する方法をご紹介します。
ゾーンで平面検討を行う。
まず、ゾーンツールで平面検討を行います。
今回は、商業施設付きホテルを計画しました。
ホテルは、大きく以下の5つの部門に分かれているとします。
- ■商業施設
- ■宴会場・カンファレンス
- ■客室(16層)
- ■管理部門
- ■廊下・階段・WC等
これに対応するゾーンカテゴリを作り、それぞれのカテゴリに属したゾーンを室として配置して平面を計画していきます。
以下のように平面を検討しました。
。。。つたない設計で申し訳ありません。
平面
アクソメ
デフォルトの面積表で表示してみる。
これをデフォルトの面積表で表示してみます。
このようになりました。
表が多すぎて分からない!
ゾーンを3D上で選択してみたところ、600室以上ありました。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これではわかりにくすぎるので、ゾーンカテゴリごとに集計してみます。
ゾーンカテゴリ毎で集計する方法
まず、一覧表設定のところで、新規作成とします。名称は何でもよいです。
今回は、「ゾーンカテゴリ小計」としました。
デフォルトの面積表から「複製」としておけば作業が容易です。
次に、作成した一覧表に条件を当てはめていきます。複製したデフォルトの面積表から不要なものを削除して、「ゾーンカテゴリ」と「測定面積」だけにしておきます。測定面積には「Σ」にチェックを入れて総合計が出るようにしておきます。
※デフォルトの「面積値」ではなく、面積のデータセットである「測定面積」としておくことが重要です。このあたりの詳しい話は、ARCHICAD FLASHさんのYouTubeに詳しい解説があります!
これで一度一覧表を表示してみます。これだけではおそらくゾーンはカテゴリごとにまとまっていないと思います。表示した一覧表の設定エリアで下記操作を行います。
- 「均一項目を結合」にチェックを入れる。
- 「見出しを表示」のチェックを外す。
こうすることで、以下のように面積表をシンプルにゾーンカテゴリごとに表示することができます。
これなら、平面図と一緒に配置して一枚にシート化することも可能ですね。
これであれば大規模なプロジェクトでも、かなりシンプルに情報を整理できるかと思います。
ちなみに上図の表の色付けはレイアウト上で塗りつぶしツールで行っています。
この一覧表による面積の足し合わせは、「面積」データセットであれば可能なので、プロパティマネージャーで任意のサブカテゴリを作成して、ゾーンカテゴリ以外のグループを足し合わせて集計するなどの応用も考えられます。
以上、ARCHICADでのゾーンカテゴリ毎に面積を集計して表示するTipsでした!
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