Archicad はじめの使い方習得のまとめ #BIM

How To Start Archicad

Archicadを始めるにあたって、何から始めればいいかわからない。という質問を最近よく受けるので、はじめの使い方や習得方法をまとめてみました。

上から順に入門編→中級編になっていきます。

【入門】習得方法① まずは公式の教材Archicad Magicを見よう

ArchciadはBIMソフトなのでただ形をモデリングするだけではなく、図面化したり、数量を算出したり、色々なことができる高機能なソフトウェアです。
高機能な分、まずソフトを開いたときにほかの3Dソフトと勝手が違っていて戸惑ったり、逆に何年もArchicadを触っている人でも知らなかったりするような基本機能が隠れていたりもします。

そこで、まず公式のグラフィソフトが提供する教材Archicad Magicを使って一通り建物を建ててみるということが、Archicadの基本機能をくまなく使いつつ、実際に建物をモデリングしていけるので、よいのではないかと思います。

オンラインでも視聴できるArchicad Magic ONLINEもあり、PDFとYouTube動画があり今のところ無料で公開されているものが2種類あります。

Archicad Magic ONLINE – Vol.1

以下から、Vol.1の教材(PDF、PLNファイルなど)とYouTube動画にアクセスできます。

1、2合わせて6時間でArchicadの基本操作を学べる内容となっています。

Archicadの入門書 Archicad Magicをオンライン動画で解説! 過去に行われた オンラインイベント 「Archicad Magic Online」 の動画を一部まとめています。 Archicadの基本操作や、あまり知られていない便利なTIPS情報をご提供しておりますので、BIMやARHICADにまだ触れていない方もこれを機にBIMを体験してみてください。

Archicad Magic ONLINE!

Archicad Magic ONLINE – Vol.2

以下から、Vol.2の教材(PDF、PLNファイルなど)とYouTube動画にアクセスできます。

1、2合わせて6時間でArchicadの基本操作を学べる内容となっています。

Archicad Magic ONLINE vol.2
Archicad Magic ONLINE! 過去に放送されたArchicad Magic Onlineの放送内容をこちらから視聴いただけます。 Archicadの入門書である「Archicad Magic」を動画で解説

これを1日かけて一通り見ながら実際にArchicadを触れば、Archicadの基本操作は理解できるのではないでしょうか。

【入門】習得方法② 日建設計が公開しているサイトで独学する

ウェブ上では、ほかにも、便利なラーニング・サイトがあります。

日建設計と高木秀太事務所が共同で公開している「ARCHICAD-Learning.com」というサイトです。

こちらも基本操作、ファンズワース邸のモデリング、保育所の設計などを動画で学べるものです。

実は私はこっちをすべて見たわけではないのですが、初心者が効率的に進めたい場合、Archicad MagicかARCHICAD-Learning.comか、まずはどちらかをやればよいと思います。

Training
Training ARCHICADのTrainingコースをLevel 1~2に分けてグルーピングしています。全てのLevelを順番にトレーニングしていけば、建築設計の実務で活用できる基本的な機能がマスターできるはずです。 一覧 Train...

【中級】ARCHICAD-Learning.comでグラスホッパーとの連携を習得する。

ARCHICAD-Learning.comの中に、グラスホッパーとの連携機能である「Grasshopper — ARCHICAD Live Connection」を解説してくれているページがあります。

グラスホッパーとの連携は中級編になると思いますが、始めてみようという方にはベストな教材となっています。こちらはArchicad Magicにはない情報なので、Archicad Magicをやった方でもお勧めです。

Grasshopper — ARCHICAD Live Connection
待望の追加コンテンツ!ARCHICADをRhino、GHと接続して、アルゴリズミックにBIMを制御しましょう!

【入門】習得方法③ Archicadを書籍で習得する

最近はオンラインでのラーニングも非常に増えてきましたが、手元に書籍を置いておきたい方には、本もあります。

書籍に関しては以下の記事で建築学生・初級~ガチ実務設計まで建築設計のレベル別に紹介しているのでぜひ見てみてください。

【書籍紹介】ARCHICADで建築設計する時におすすめの本・書籍はどれ?建築学生~ガチ実務設計までレベル別に紹介!
建築設計におけるARCHICADのおすすめ書籍についてまとめています。学生・初級~ガチ実務まで建築設計のレベル別に紹介したいと思います。

【中級】セミナーに参加する

私はグラフィソフトとは全く関係ないのですが(笑)、以下、こんなのもあるよということで、紹介します。

実務設計者の中で、ここまでやってもよくわからない部分がある場合には、セミナーに参加してみてもよいかと思います。VIP会員なら基本無料ものも多いですし、情報交換もできます。

コロナの状況の中、オンラインに移っているようですので参加しやすいかもしれません。

イベント
Graphisoftでは、建築・建設業界の BIM の普及を担うため、さまざまな BIM イベント、セミナー、使い方の講習会を開催しています。 開催予定のイベント 第39回 #BIM相談室 他主催 / 協賛 BIMイベン

【中級~上級】ユーザーグループに参加する

Graphisoftにはユーザーグループというものがあるので、こちらも実務の設計者にはお勧めです。

若干ハードルが高そうに感じられますが、コロナの状況の中、こちらもオンラインに移っているので逆に参加しやすいかもしれません。

グラフィソフト認定ユーザーグループ

以上、Archicad はじめの使い方習得のまとめでした!

BIMソフトは通常の3Dソフトと若干違うので、まずソフトを開いたときに戸惑うこともあると思いますが、充実したオンライン教材を活用すれば、基本操作、簡単なモデリング、図面出力までは比較的戸惑うことなく身に着けていくことができると思います。

コメント