ARCHICADユーザーに朗報です。
Archicad24にて、Revitファイル(RVT・RFA)のコンバート用アドオンがついに出ました。RevitのファイルをオブジェクトとしてARCHICADにインポート、エクスポートできるようになりました。
家具や設備などなど、メーカー配布のBIMデータを探していても、Revitファイルはあるけど、ARCHICADのオブジェクトファイル(.gsm
.lcf
)は配布されていないことってよくありますよね。
仕方ないから配布されてるDWGの3DデータをライノでGSMに変換して、などとやっていると時間もかかるしデータも重くなりがちだったりします。
Revitファイルをアーキキャドに持っていける非公式プラグインもあるにはありましたが、利用は自己責任で、と言われると少し使うのを身構えてしまってました。。。
そのようなRevitとARCHICAD間のデータのやり取りが解決されるようなことは、Archicad 24の製品発表会でもされていましたが、明確な時期などは不明でした。
その変換機能が、Graphisoftのインターナショナル版のサイトで、アドオンという形でリリースされていました!!
その名も、「RFA & RVT Geometry Exchange for Archicad 24」
その名も、「RFA & RVT Geometry Exchange for Archicad 24」です。
リリース日は2020年10月15日となっていて、以下のページからダウンロード、インストールが可能です。
現在のところ、インターナショナル版のみ=英語のみですが、特にややこしいこともないので、Revitデータを単純にArchicadにオブジェクトとして取り込んで使いたいと言うときには便利に使えそうです。
【追記 21.01.05】
20年12月に日本語版も公開されたようです。同じページにリンクが用意されています。
「RFA & RVT Geometry Exchange」アドオンをインストールする。
「RFA & RVT Geometry Exchange for Archicad 24」をインストールしていきます。手順は非常に簡単にできます。
上記のページからインストーラをダウンロードします。
【追記 21.01.05】
20年12月に日本語版も公開されたようなので、そちらをダウンロードもできます。
EXEファイルがダウンロードされますので、クリックしてインストールしていきます。
インストールは通常のアプリケーションファイルと同様で、途中選択肢もないので、スムーズにインストールできるかと思います。
RFAファイルをGDLとしてArchicadにインポートする
ここでは、おそらく最もよく使う機能と思われる、RevitのRFAファイル(レビットファミリファイル)をGDLオブジェクトとしてインポートする流れをARCHICADのデモ版にて確認してみます。
アドオンをインストールすると、
「ファイル」>「ライブラリとオブジェクト」の一番下に「Import RFA as GDL Object…」が追加されていることが確認できると思います。これをクリックします。
ここから読み込むファイルを選択していきます。
今回は試しに家具メーカーITOKIのサイトで提供されている家具のRFAファイルをいくつかインポートしてみます。ITOKIはARCHICADデータはないですが、Revitデータは専用ページで公開されています。
試しにこのオレンジのチェアをインポートしてみます。
「Import RFA as GDL Object…」よりダウンロードしたRFAファイルを選択します。
すると読み込みオプションが表示されるので、そのまま「Import」を押します。
オプションでは、ジオメトリーの詳細度などを指定して読み込むことができます。ただし詳細度は三段階なので、とりあえず真ん中で読み込んでおいてもいいかと思います。
インポートが完了しても画面上には何も表示されませんが、デザインツールのオブジェクトツールを開いて、埋め込みオブジェクトを見てみると、インポートした家具があることがわかります。
配置してみると、平面、3Dともにちゃんと表示されています。3DはITOKIのウェブサイトと同じマテリアルがあたっていることがわかります。
普通に使えそうです。
つづいてVitraのモデルも公式ページよりダウンロードしてみます。
こちらのベンチを試してみます。
こちらもきれいに読み込めました。
ただし、結構重いです。
このインポート方法ですが、設定されているマテリアルごとにARCHICAD上で材質を上書きできるので、家具の色変更なども簡単に行えて便利です。
RVTファイルはホットリンクで読み込める。
以上は、RFAファイルの読み込みでしたが、Revitのプロジェクトファイルである、RVTファイルは、ホットリンクモジュールとして読み込めるようなので、構造や設備がRevitの場合もIFCに変換してもらうことなく、重ね合わせすることなどに使えそうです。
まだ試せていませんが。。
ARCHICADモデルはRVTファイルとしてエクスポートできる。
こちらもまだ試せていませんが、ArchicadのモデルもRVTファイルとしてエクスポートできるようです。
アドオンをインストールすると、別名保存のファイル選択に、RVTの選択肢が出てきて、書き出せるようです。
以上、『【ARCHICAD 24】Revitファイル(RVT・RFA)のコンバート用アドオンがついに出た!!』でした。
日本語版も今後リリースされるかもしれませんが、待ちきれない方は、それほど難しいことはないので、インターナショナル版をインストールしてみてはいかがでしょうか?
【追記 21.01.05】
20年12月に日本語版も公開されたようです。同じページにリンクが用意されています。
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